ただの一本の棒も、子どもにとっては魔法の杖にも、道具にも、武器にもなる魅力いっぱいのおもちゃ。手にした瞬間から、まるで特別な力を得たようにイキイキと遊びはじめます。自然の木の棒に触れるだけでもワクワクしますが、身近な素材で棒作りを工夫したり、魔法使い気分を味わったり、友だちと棒を使ったゲームを楽しんだり、遊び方は無限大に広がります。
棒遊びが教えてくれること
遊び心を養う
太さや長さの違う木の枝を拾い集めたり、部屋の中にある棒を発見したり、棒探しをするだけでも子どもの心は楽しくなります。とくに棒を手にした時に味わう特別な気持ちは、遊びの幅を広げる好奇心の原動力になります。
創造力を養う
魔法使いになった気分で棒をかざし、自由な空想を楽しみます。また、棒を組み合わせて何かを形作ったり、新しいゲームを生み出す創造力が養われます。
五感を養う
木の棒(枝)を探して自然の中をキョロキョロしたり、拾って握ったり、折ったり、物を叩いて音を聞いたり、五感を使った遊びへと発展します。
体力をつける
お気に入りの棒を探しながら公園や森を歩き回ることで、自然に運動量が増えます。さらに友だちとのチャンバラごっこは、反射神経を鍛えます。
社会性をつける
長い棒を扱うときに他の人に当たらないよう、まわりを注意する気持ちを育みます。さらに、複数人でゲーム(チャンバラ、棒倒し)を行うことで、ルールや反則を作るなどの社会性が身につきます。
棒遊びの遊び方・遊ばせ方
棒の扱いに慣れよう
- 身近な棒を探す(木の枝、ラップの芯、ハンディモップの柄等)
- さまざまな棒を握ってみる
- 握って自由に扱う(走る/振り回す/投げる)
- 形、長さの違いを知る
自分や他人がケガをしないよう、棒を持ってる間は絶対に目を離さないようにしましょう。
棒を使ってみよう
- 物を叩いて音をだす
- 素材による音の違いを知る
- 手の届かない場所を触る
- 紙で棒を作って自由に使う
硬い棒でガラス等の壊れ物を叩かないよう、一緒に遊びながら教えましょう。
棒で遊ぼう
- 地面に絵を描く
- 棒を組み合わせて形を作る
- 手の平や指で棒の支点を探してバランスをとる
- 砂山を作って棒倒し
- 柔らかい棒でチャンバラごっこ
チャンバラごっこの場合、むやみに友だちを叩き続けたりしないよう、時には自分も仲間に入ってルール作りを促しましょう。
注意:子どもは親の予測を超える遊び方をします。目のとどく範囲にいるよう心がけましょう。
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