「当たり前」や「常識」がリセットされる日々。

    引き続き暑い日々が続いています。
    そんな中、ここに来て初の試練がやってきました。昼の断水→夜の停電。そうダブルです。
    我が家には小さな発電機(夏祭りでみるような)があるのですが小さいため冷蔵庫と扇風機しか使えずクーラーは諦めます…。これでも我が家は発電機があるのでまだマシなのです。。
    そんな停電は最近では「来たわね〜」と自分に余裕すら感じるほどでした、が、断水。しかも6時間…。ご存知とは思いますが日本でのライフラインは電気とガスと水道。そのうちの2つが同日交互にやってくる…それはもう何もできないし、する気も起きません。
    どうやって過ごすかというと、ブルキナ人も外国人も大きなドカン型のバケツ(私の腰位の高さ)に毎日水を溜め備え、断水が始まるとその水を汲み、お手洗いに使ったり、簡単な洗い物をしたりします。
    ただ、その程度はやり過ごせてもシャワーや食器洗いは難しいのです…。ご飯作らなくていいんだー!と喜ぶも外食できる場所は限られ行く場所もなく?マラリアやデング熱が不安だし…。

    ブルキナファソは恒常的に水不足で、お隣のコートダジュールから水を買い日々の生活用水に使用しています。断水は地域によりばらつきがあり、私の地区では夏の時期に1週間に1〜2度、3時間〜6時間ですが、他の場所では2日に1回やほぼ毎日6時間以上も続いたりしているそうです。これは水道管が通っている首都部での事で、村となると水道管は通っておらず井戸水を使用しています。井戸ならば断水になっても水を使用できますが、この井戸が壊れた場合は溜め池の水を使用する他なく、その水質は透明ではなく雑菌も混ざっているらしいです。
    全てにおいてそうですが、私達にとっては当たり前な事はここでは当たり前ではない。生まれてから今まで培ってきた「当たり前」や「常識」がリセットされる日々。自然に左右されながらもそれらを受け入れて工夫を凝らしながらの生活、大変だけどなんだか達成感がある毎日と思い楽しみに変えていこう。そして、毎日感謝しよう。

    断水について子供達に伝えると「断水?仕方ないよね、ブルキナは水無いんだもの、もったいないでしよ。シャワーはできないし今日はみんなでプールに入ろう」となんとも前向きな✨
    でも、タガメが…断水が終わるまで待ちたい…。

    停電断水が繰り返し起こる中、変わらぬ安定感で生活を支えてくれるプロパンガス君。
    皆さんお買い求めのドデカバケツ。

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    投稿者:

    koma子

    パパさんの仕事でアフリカと日本を行ったり来たりを繰り返す、一男一女の四人家族です。どこでも、綱渡りで、てんてこまいな私の育児や生活とアフリカの素晴らしさをお伝えできたら嬉しいです。

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