ジャングルジムは金属パイプやロープ等を縦横に一定の間隔で組み合わせた遊具で、公園、園庭、校庭に設置されています。ジャングルジムの最大の魅力は、体と頭をめいっぱい使って遊べること。子どもの体力低下などによるけがや事故が原因で姿を消すところがあるようですが、行く方向を確認しながら落ちないように進んでいくスリルは、子どもに多くの学びを与えてくれます。見守りながら、子どものチャレンジ精神を育みましょう。
ジャングルジムが教えてくれること
遊び心を養う
金属パイプやロープ等の障害のある空間を縦、横、斜めに、落ちないように自由に進むスリルにドキドキし、高い所から見下ろした時のいつもと違う景色にワクワクします。
体力をつける
登り降りだけでもかなりの運動になりますが、立体的な空間を複雑に移動すればするほど総合的に筋肉を鍛えることになり、姿勢を安定させます。これは、自分の体を軸にして、手と足の動きを互いに調整することで自由に使える力につながります。
創造力をつける
ジャングルジムを基地や家、船などに見立てて遊ぶことで、創造力を育みます。
運動神経を養う
自分で移動できる範囲を調整することを覚え、さらに頭がぶつからないよう注意深く進むことで、反射的に自己防衛をすることを学びます。これは、目で見なくても、空間の中で自分の体がどこにあるかを把握する力につながります。
また複数で遊ぶ時には、下やそばに誰かいないか相手の動きを予測して動くなど、多様な動き方の変化を覚えます。
社会性を養う
公園、園庭、校庭に設置されているため、たくさん子どもたちと一緒に遊ぶことが多く、他の子どもと関わりあうことを学ぶことができます。
ジャングルジムの遊び方・遊ばせ方
低い位置で遊ぶ
- 体や頭をぶつけないようにくぐり抜ける
- 車や船、家や店に見立てて「ごっこ遊び」をする
- 少し登ってみて、高さへのスリルを体験する
登ったり降りたりするだけでなく、自由に遊べるものとしてアドバイスしましょう。
高い位置に挑戦する
- 工夫しながら、いろいろな登り降りを体験する(上、横、斜め、中をくぐる)
- 足がつかない位置でぶら下がったり、座ってみる
- 高いところから紙飛行機を飛ばす
- ジャンプして降りる
雨の後など、濡れていると滑りやすくなりますので注意しましょう。また、手に何か(紙飛行機等)を持ちながら登らないようにしましょう。
起点(基地)にしてみんなで遊ぶ
- いろいろな所に目印をつけて、すべて触るゲームをする
- 立体的な空間を使った鬼ごっこをする
- ジャングルジムを逃げ場にした高鬼遊びをする
年齢の違う子どもや同年齢の子どもと遊べる環境を作ってあげることを意識しましょう。
注意:子どもは親の予測を超える遊び方をします。目のとどく範囲にいるよう心がけましょう。
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