鬼の役割の子が隠れている子を探していくという簡単なルールの遊びですが、工夫をこらして隠れるワクワク感と見つかるのを待つドキドキ感は、幅広い年齢で楽しめます。適度に隠れる場所さえあれば、特別な遊具や道具も使わないため、家の中や住宅街、公園などで手軽に遊ぶことができます。ひとりではなく、パパやママや友だちと複数で遊ぶことも、かくれんぼの魅力のひとつです。
かくれんぼが教えてくれること
遊び心を養う
鬼は探りながら見つけだすことを楽しみ、隠れる子は鬼の様子をうかがいながら身をひそめることを楽しみます。それぞれ違ったスリルを体験できるため、家の中から広い場所へ、少人数から多人数へと、子どもたちで工夫して遊ぶようになります。
社会性を養う
初めから鬼役と隠れる役という明確なルールが存在するため、友だちと遊ぶようになり、「もういいかい」と「まあだだよ」「もういいよ」の掛け声をはじめ、隠れるためにお互い相談しあうなどのコミュニケーション能力が発達します。
考える力を育む
鬼に捕まってしまった子が出たとき、助けに行くかどうか、助けるなら友だちと協力したほうがいいか、どうやって助けるかなど、冷静に考える力が育みます。
情緒を養う
役割が決まったとき、隠れ場所を探すとき、身をひそめているとき、見つかったとき、探しているとき、見つけだしたときなど、それぞれの場面で心が大きく動き、さまざまな感情が芽生えます。
忍耐力を育てる
鬼は最後の一人まで探しだす忍耐力、隠れる側は息をこらして隠れ続ける忍耐力を学びます。また、見つかってしまったときや友だちを助けだせなかったときの悔しさを体験することで、次はもっとがんばろうと考えるようになり、さらに力を身につけます。
かくれんぼの遊び方・遊ばせ方
親子でかくれんぼ(親が鬼役)
- 木や遊具の後ろなど、隠れる場所を工夫する
- 見つかるかもしれないドキドキ感を味わう
- 見つかったときの「残念だけど」ホッとする喜びを知る
隠れている子どもが見えていても、初めは見えないふりをしましょう。わざと足音を立てて近づくなど、ドキドキ感を演出しましょう。
親子でかくれんぼ(子どもが鬼役)
- 自由に探しまわる
- 一か所ずつ確認していくワクワク感を味わう
- 見つけたときの喜びを知る
友達とかくれんぼ
- じゃんけんで鬼を決めるなど、公平なルールをつくる
- 隠れる側は、お互いが協力してじょうずに隠れる
- 見つかってしまった子を勇気を出して助けにいく
自然が多い場所で遊ぶときは、危険区域に入らないよう注意しましょう。
注意:子どもは親の予測を超える遊び方をします。目のとどく範囲にいるよう心がけましょう。
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