暑い日の代表的な遊びである水遊びは、身体をたくさん動かすだけでなく、五感をおおいに刺激するバランスのよい遊びです。水に触れたときの気持ちよさに加え、キラキラと自由自在に飛び回る水しぶきの不思議に、子どもたちは大きな歓声をあげて楽しみます。プールや海は王道ですが、家のお風呂やシャワー、庭でのビニールプール、大きな公園の噴水やじゃぶじゃぶ池、穏やかできれいな川等、身近な場所を利用すれば、遊びの幅も子どもの興味もぐっと広がります。。
水遊びが教えてくれること
遊び心を養う
暑い日は水に触れるだけでも気持ちがいいものですが、水に慣れ、水を自由に扱えるようになるほど、子どもの遊び心は大きくなります。自分で水しぶきを作る楽しさ、飛び散るしぶきの美しさ、浮かべたおもちゃが流れる不思議など、水の持つ自由な性質を知れば知るほど、子どもの好奇心は刺激されます。
創造力を養う
水の流れを利用して、ボールを投げて自分の元に戻るようにしたり、葉っぱや浮かぶおもちゃで友だちと競ったり、遊び道具を工夫します。また水鉄砲等を利用して、遠くに飛ばすゲームやかけ合い、的に当てるなどの遊びを創造していきます。
五感を養う
日によって変わる水の冷たさ、バシャバシャとたたいた時の音や水しぶき、水の中で歩くときの体の重さ、物を落とし入れた時に水面に広がる波紋等、五感をフルに使って遊びます。
体力をつける
水の中で歩いたり、走ったり、転げまわったり、ボールを投げたり、体をたくさん使って遊ぶため、自然に運動量が増えます。これにより、水の中で体制をコントロールする力や自分の位置を把握する力が生まれます。
情緒を養う
水の気持ちよさ、光に反射してキラキラ輝く水しぶき、水にできる不思議な模様や流れを感じながら、暑い季節を体感して楽しむことができます。
社会性を養う
子ども同士で協力したり、競ったり、水で遊ぶための工夫を相談していきます。また、水鉄砲で遊ぶ際には、集団の中でのルール(水を補給しているときは打たないなど)を決めて、守ることを覚えます。
水遊びの遊び方・遊ばせ方
お風呂場で親と一緒に水遊びに慣れる
- 蛇口から出る水を手のひらで受ける
- お風呂に水を少しはり、足から入って冷たさを楽しむ
- 手のひらに受けた水を飛ばしてみる
- 手のひらに受けた少しの水を、顔につけてみる
- ためた水を手でたたいてみる
- ためた水に少しずつ頬をつけてみる
水に慣れてない子どもは、目・鼻・耳に水が入るのを嫌います。子どもが楽しいと思えるよう、親と一緒に少しずつ慣らしていきましょう。お風呂に水をはった時は、どんな少量でも子ども一人にしないよう注意しましょう。
水を楽しむ
- いろいろな場所の水(公園の水道・噴水・じゃぶじゃぶ池、ビニールプール等)を触る
- おもちゃのバケツ等に水をくんだり、溜めたり、流してみる
- 公園のじゃぶじゃぶ池で遊ぶ
- たまった水を足で踏んだり、蹴り上げて水しぶきを作る
外で遊ぶ時は、タオルや着替えを忘れずに持参しましょう。水がたまっている場所では、目を離さないようにしましょう。
水で遊ぶ
- 水鉄砲を使い、友達と遠くに飛ばす競争をする
- 水に浮くおもちゃや葉っぱを浮かべて、流れていく様子を観察する
- 友だちと水しぶきのかけ合いっこをする
- ホースのシャワーで虹をつくる
注意:子どもは親の予測を超える遊び方をします。目のとどく範囲にいるよう心がけましょう。
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