子どもの遊びの定番「鬼ごっこ」。じゃんけんなどで決めた鬼の役割の子が他の子を追いかけるというシンプルなルールの遊びですが、元気に走り回るため、たくさんの運動量が期待できます。追いかける・逃げるの両方の役割を楽しめるだけでなく、高鬼や色鬼など豊富なバリエーションがあるため、年齢に応じた遊びが可能になります。安全に走れる場所さえあれば気軽にできる上、たくさんの友だちと遊べることが最大の魅力です。
鬼ごっこが教えてくれること
遊び心を養う
鬼は追いかけることを楽しみ、追われる子は鬼の動きを確認しながら逃げることを楽しみます。それぞれに違ったスリルを体験できるため、多くの友だちといっしょに、鬼ごっこのバリエーションを試しながら遊ぶようになります。
体力をつける
捕まえるまで追い続け、捕まるまで逃げ続けるためにたくさん走ります。役割が変わっても、飽きるまでこの繰り返しが続くため、かなりの運動量が期待でき持久力が付きます。さらに高鬼などにチャレンジすることにより、上り下りという動作も加わって、体全体を使うことができます。
運動神経を養う
役割に応じて、他の人の動きを予測しながら捕まらないように走るという状況判断能力が身に付きます。また鬼のタッチを逃れる動作や、逃げる方向にある障害物を瞬時にかわす動作により、反射神経が養われます。
創造性を養う
鬼ごっこのルールはシンプルなため、遊びをもっとおもしろくしようと新たなルールを考えだします。
情緒を養う
役割が決まったとき、逃げる先を探すとき、捕まえたとき、捕まったときなど、それぞれの場面でワクワクドキドキと心が動き、さまざまな感情を生まれます。
社会性を養う
単純なルールを基本に複数で遊ぶため、集団で遊ぶのに必要な能力が養われます。
鬼ごっこの遊び方・遊ばせ方
親子で鬼ごっこ
- 鬼役と逃げる役の両方を体験する
- 捕まえたときの達成感を味わう
- 捕まらないように逃げるドキドキ感を味わう
ルールを教えましょう。走り回るのに適切な場所を探しましょう。
友だちと鬼ごっこ
- じゃんけんで鬼を決めるなど、公平なルールをつくる
- 鬼の動きを予測しながら逃げる
- 鬼の人数を増やす
自然が多い場所で遊ぶときは、危険区域に入らないよう注意しましょう。
さまざまな鬼ごっこ
- 高鬼、ケイドロ、色鬼、影鬼等で遊ぶ
- 捕まえる・逃げるための作戦を立てる
- 公園などの遊具や木等を利用して遊ぶ(逃げ方の工夫)
- 自分たちだけのルールを作る
小さなトラブルが起こっても、子どもたちみんなで話し合って解決するよう見守りましょう。
注意:子どもは親の予測を超える遊び方をします。目のとどく範囲にいるよう心がけましょう。
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