すべり台ははしごや階段などで登り、上からすべり降りる遊具で、幅広い年齢で遊ぶことができます。おもに公園、保育園、幼稚園、小学校に設置されていますが、遊べる環境にない子どもは、園庭解放(保育園・幼稚園は園庭を、小学校は校庭を開放し、地域交流の場を提供しています)を利用する方法があります。他の子どもたちと遊ぶことができるだけではなく、パパやママの仲間づくりの場としても活用しましょう。
すべり台が子供に教えてくれること
遊び心を養う
めまい体験(上から下にすべり落ちるという一時的なパニック状態)やスピード感を体験することで、怖さの先にある楽しさを覚え、遊び心が育ちます。
体力をつける
外にあることが多いため、走りまわったり跳ねたりすることで、室内の遊びに比べてぐっと運動量が増えます。
創造性を養う
座りながらすべるだけでなく、うつ伏せになったり横になったり滑り方を自分で考えるようになります。さらに、すべり台の上からボールやドングリを転がしたりと遊びの工夫をこらすようになります。
社会性を養う
他の子どもと遊ぶことで、順番を待つことや並ぶこと、先に滑った子どもが滑り終えるまで待つことを学びます。この際、小さないざこざなども起きますので、他の子どもと関わりあうことも学ぶことができます。
また、違う年齢の子どもが一緒に遊ぶことで、幼児は年上の子からルールを教わり、より年上の子は年下の子を思いやる心が育ちます。
運動神経を養う
自分でスピードを調整をすることを覚え、さらに安全な範囲を確かめて反射的に自己防衛をすることを学びます。
また複数で遊ぶ時には、相手の動きに合わせり、相手の動きを予測して動くなど、多様な動き方の変化を覚えます。
すべり台での遊び方・遊ばせ方
親と一緒にすべる
- すべる怖さを楽しみに変える
- 階段やはしごを体験する
- 親よりも高い所に登る
- ボールやドングリを上から転がす
一人ですべる
- うつ伏せや横向きなど、いろいろなすべり方を工夫する
(注:場所によっては禁止されているところがあります) - すべり面を下から登る
- 何度も同じ動作(登ってすべる)を繰り返す
友達とすべる
- すべり台を中心(基地や舞台)に、すべる事以外の遊び方を組み合わせる
- 鬼ごっこや高鬼などの遊びをする
年齢の違う子どもや同年齢の子どもと遊べる環境を作ってあげることを意識しましょう。
注意:子どもは親の予測を超える遊び方をします。目のとどく範囲にいるよう心がけましょう。
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