シャボン玉遊びはシャボン玉液を吹いて空中に泡をつくる遊びで、泡が空に舞い上がっていく姿は、年齢に関係なく多くの子どもをワクワクさせます。ただ泡を作るだけでなく、広い公園などで遊ぶことで、全身を使った遊び方ができます。運動が苦手な子どももシャボン玉を通して、さまざまな動きを自然に体験できるようになります。
シャボン玉遊びが教えてくれること
遊び心を養う
吹くとふくらみ、虹色にキラキラと光り、風に乗ってどんどん飛んでいく姿そのものが不思議な体験で、ワクワクした楽しい気持ちになります。
体力をつける
外の広い場所で遊ぶことにより、シャボン玉を追いかけて走ったり、手を広げて掴んだり、しゃがんでジャンプしたり、叩いて・蹴って・踏んで壊したり、さまざまな体の動きが発生し、自然に運動量が増えます。
創造性を養う
シャボン玉液やシャボン玉を作る道具(ストロー以外のもの)を、身近なもので作ることにより、よく飛ぶシャボン玉を考えたり、いろいろな形や大きさのシャボン玉をつくる工夫をします。また、シャボン玉にもう一つシャボン玉をくっつけたり、シャボン玉をキャッチするなど、自分なりの遊び方を積極的に考えるようになります。
社会性を養う
他の子どもと遊ぶことで、シャボン玉液を振り回してまわりの子どもにかからないよう注意したり、シャボン玉を追いかける時にぶつからないよう注意するなど、他の子との関係を自然に覚えます。また、吹く子と追いかける子で役割りを決めたり、順番に交代するなど、集団で遊ぶ時のルールを考えるようになります。さらに、どちらが高くまで飛ばせるかという仲間どうしでの競争の楽しみを知ることもできます。
運動神経を養う
風に乗ったシャボン玉の飛ぶ方向や高さを予測して動くことができるようになります。
好奇心を養う
シャボン玉がもつ不思議さを体験することで、素直な驚きと疑問が生じ、科学的な見方や考え方の基礎を養うことにつながります。
シャボン玉遊びの遊び方・遊ばせ方
親と一緒にシャボン玉を作る
- 吹くことで丸いシャボン玉ができる不思議体験(液体が球体の泡に変化)をする
- 風まかせのシャボン玉を追いかけて遊ぶ
- さまざまな色、大きさ、形があることを知る
追いかけても安全な場所、風向き、風の強さなどを意識して、子どもがシャボン玉に触れやすい環境を用意しましょう。
一人で作ってみる
- 自分の息の強弱によって大きさの違うシャボン玉を作る
- いろんな道具(シャボン玉リングなど)を振ってシャボン玉を作る
- シャボン玉を作る道具を持って走りながらシャボン玉を作る
友達とシャボン玉で遊ぶ
- 自分の作った道具やシャボン玉液を持ち寄って、シャボン玉を見せあう(競ってみる)
- シャボン玉を作る子どもと追いかける(叩いて壊す)子どもに分かれて遊ぶ
- 誰がいちばん高く飛ばせるか競ってみる
友だちと遊べる機会を作ってあげるとともに、道具の素材になりそうなもの(モールや針金ハンガーなど)をある程度準備してあげましょう。
注意:子どもは親の予測を超える遊び方をします。目のとどく範囲にいるよう心がけましょう。
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