お正月のイメージがある「凧あげ」ですが、適度な風と走り回れる場所(河川敷や大きな公園など)があれば、いつでも楽しめる気軽な遊びです。自分の力であげた凧が大空を舞う姿に、子どもの心は達成感でいっぱいになります。飛ばそうとたくさん走るだけでなく、失敗を繰り返しながら何度もチャレンジすることは、凧あげの最大の魅力です。凧には豊富な種類がありますので、お気に入りを見つけて、まずは親子でトライしましょう。
凧あげが教えてくれること
遊び心を養う
自分の力で凧がフワッとあがることにワクワクし、上手に空を泳げるよう操縦していることにドキドキします。この時に味わう達成感は、次はもっと高く長くというチャレンジ精神を育みます。また風の力を借りて遊ぶため、自然を味方につける楽しさを気付かせてくれます。
体力をつける
凧をあげるために自然に走りますので、かなりの運動量が期待できます。また寒い時期に遊ぶことが多く、その中を繰り返して走ることで体力アップが図れます。
運動神経を養う
風の向きや強さに合わせて走る方向やスピードを調節したり、凧を持っている人との呼吸を図ったり、空を見上げながら走るなど、多様な動き方ができるようになります。
創造力を養う
手作り凧に挑戦するために、身近な素材(紙、ビニールなど)を使ってよく飛ぶ凧を考えたり、いろいろな形や大きさの凧を工夫したり、絵を描いてオリジナリティを出すなど、クリエイティブな思考が生まれます。
社会性を養う
うまく凧をあげるために友だちと協力したり、凧あげ競争をするためのルールを作ったり、達成感をわかち合ったりすることで、複数での遊び方を身に付けます。また上空の電線を気にかけることは、社会のルールを学ぶことにつながります。
凧あげの遊び方・遊ばせ方
親子ではじめての凧あげ
- 風を感じて、どちらから吹いているか(風上)を知る
- 凧を持つ係と凧糸を引く係の両方を体験する
- 凧があがった達成感を味わう
- 凧糸を引く感覚を覚える
- 高く長くあげることを楽しむ
上空に障害物(電線など)がないこと、凧あげ禁止の場所でないことを必ず確認しましょう。
友だちと凧あげ
- みんなで持ち寄って、いろんな素材や形の凧にチャレンジする
- ルールを決めて、凧あげ競争をする
- 凧糸を上手に操る体験を積む
- 風と凧の関係を知る
凧の種類によっては、予想以上に飛ぶことがありますので、上空以外の障害物にも気をつけましょう。
自分だけの凧をつくる
- 凧に使えそうな身近な材料を集める
- 素材や形を工夫する
- 絵を描くなど、オリジナリティを出す
- どんな凧がよく飛ぶか、試行錯誤を繰り返す
注意:子どもは親の予測を超える遊び方をします。目のとどく範囲にいるよう心がけましょう。
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