鉄棒は公園、園庭、校庭などに設置されている遊具で、ぶらさがったり、体を回転させて遊びます。バランス感覚を伴う高い身体能力を必要とする遊びのため、幼児期の子どもは親と一緒に練習しながらステップアップしていきましょう。ハードルを一つずつクリアするたびに味わう達成感は、体力とともに精神力を大きく成長させます。
鉄棒が教えてくれること
遊び心を養う
恐怖心を乗り越え、空中に浮くような感覚にドキドキしたり、回る楽しさにワクワクしたり、達成感とともに遊び心が育ちます。さらに、より難しい技に対するチャレンジ精神が養われます。
体力をつける
手と腕を中心に、お腹、背中、足など体全体の筋肉が鍛えられます。また、遊び心がふくらむ程、運動量の増加が期待できます。
運動神経を養う
空中で逆さまになったり、回転するため、平衡感覚が養われます。また、不安定な状態で体全体をコントロールしながら運動するため、バランス感覚も身に付きます。さらに、落下を回避するために反射的に自己防衛することを学びます。
創造性を養う
いくつかの技を組み合わせたり、新しい技を創造して遊ぶことができます。また、鉄棒での姿勢を「サル」「鳥」「コウモリ」などに見立てたごっこ遊びは、創造力を大いにかきたてます。
鉄棒の遊び方・遊ばせ方
鉄棒に慣れる
- 両手でぶら下がってみる
- 地面に足が付いていない感覚を味わう
- 鉄棒を握り、ジャンプして腕を伸ばして体を支えてみる(鳥のポーズ)
- 鳥のポーズから地面に着地してみる
子どもの握力や腕の筋力は弱いので、落下しないよう補助してあげましょう。鉄棒から手を離さないよう注意しましょう。
鉄棒で遊ぶ
- ぶら下がったまま体を揺らす
- 鳥のポーズを長く保つことに挑戦する
- 鳥のポーズで体を前に二つ折りにしてお腹と両手でぶら下がる
- 逆手でけんすいする
子どもに合った高さの鉄棒を選びましょう。落下しないよう補助してあげましょう。
難しい遊びにチャレンジ
- 膝をかけて、膝と両手でぶら下がる
- 足抜き回り
- 前回り
- 逆上がり
注意:子どもは親の予測を超える遊び方をします。目のとどく範囲にいるよう心がけましょう。
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