「転がる」「弾む」と、ボールそのものの動きはとても単純ですが、子どもにとってボールは無限大の遊び方ができる「魔法のおもちゃ」です。蹴ったり、投げたり、弾ませたり、友だちとゲームしたり…。ボールひとつ用意すれば、身近な場所で、身体を大いに使って遊ぶことができます。ボールにはたくさんの種類があることや、慣れるにつれて少しずつ難しいゲームや遊びにチャレンジできることも、ボール遊びの魅力です。
ボール遊びが子供に教えてくれること
遊び心を養う
種類によっていろいろな跳ねかたや転がりかたをするボールにワクワクし、工夫をしながら楽しく遊ぶようになります。
体力をつける
投げる、転がす、弾ませる、キャッチする、打つ、蹴る、よける、受ける、追いかけるなど、全身を使った運動により、筋肉を総合的に発達させます。さらに長い時間の遊び方が可能なので、持久力を養うことができます。
運動神経(反射神経)を養う
さまざまな動きをするボールを相手に、自分の動きをコントロールする力が身につきます。この器用な動きは、普段の生活で起こりえる怪我や事故から身を守ることにもつながります。
数字感覚を養う
まりつきやドリブルを何回できるか、箱にいくつボールを入れられたか、ゲームで何点とれたかなど、数を意識するようになります
社会性を養う
複数人でゲーム(ドッジボール、サッカーなど)を行うことで、ルールを理解して作戦をねったり、相手の気持ちを察したり、役割分担を考えるなど、チームとして協力する心が育ちます。
ボール遊びの遊び方・遊ばせ方
ボールを転がしたり、弾ませたりしてみよう
- 玩具用(スーパーボールやスポンジボールなど)やスポーツ用(野球やサッカーなど)など、いろいろな種類のボールを転がしたり、弾ませたりしてみる
- 坂やすべり台の上から転がす
- 転がしたボールを追いかける
- 自由に蹴ったり、投げたりする
形、大きさ、重さ、素材の違うボールを用意して、子どもが自分で選べるようにしましょう(小さいボールの場合は誤飲に注意)。
ボールを使っていろいろな遊びをしよう
- まりつきをして、何回できるかに挑戦する
- キャッチボールをする
- 空き缶やビンなどを的(まと)にして、ボールを転がして倒す
- 箱などの入れ物にボールを投げて入れる
- 弾ませたボールをキャッチしたり、ヘディングのように体のいろんなところに当ててみる
的や入れ物をある程度用意して、遊び方を工夫できるようにしましょう。
重いボールを蹴ったり投げたりするときは、友だちの顔に当たらないよう見守りましょう。
ボールを使ったゲームをする
- ルールの簡単なドッジボールやボール当てゲームをする
- 小さ目のボールを使って、みんなでキャッチボール
- やわらかいバットでボールを打つ
- ボールを蹴りながら移動して、友だちとボールをパスしあう(ドリブル)
- 1つのボールをみんなで蹴って取り合う
ルールのあるゲームは、時には自分も仲間に入って、楽しくルールを教えましょう。
注意:子どもは親の予測を超える遊び方をします。目のとどく範囲にいるよう心がけましょう。
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