子どもの遊びや遊具、遊び場所に隠されている教え(教育的な意味)を知って、一緒の週末をもっともっと楽しもう!

つるの剛士さんインタビュー 環境が生み出す将来の夢

「遊びの中にある学びとは?」をさまざまな方にインタビュー

つるの剛士さんインタビュー
「とうちゃんとかあちゃんの子どもだから大丈夫」
子どもにとって、それってすごい自信につながる

2016.4.20
俳優・ミュージシャン・タレント
つるの 剛士(太田プロダクション)


「じつは、僕、あまりイクメンて言葉が好きじゃない」と語るタレントのつるの剛士さん。マルチな才能で活躍を続ける一方、積極的に子育てに関わるパパの代表的な存在としても有名です。つるのさんの子育ては、「僕が両親から受けた愛情を自分の子どもたちに注ぐ」というシンプルなスタイル。子どもたちの個性と未来を信じ、力まず気負わず子どもたちと接する姿は、イクメンの枠を大きく越え、代々伝わる「つるの家」の愛情に溢れています。

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環境が生み出す将来の夢

残念ながら、まだウルトラマンになりたい子はいない

僕の子どもたちは、長男はアウトドアとゲームと絵を描くのが好き。長女は可愛いものが好きで、着せ替えや歌をうたうのも好き。将来はスタイリストになりたいみたい。次女は英語。読書も好きなんで、英語の本を読んでます。

で、いちばん下の子は、上の子たちをずっと見てる。負けず嫌いだから、それら全部をトータルに頑張ろうとする。チャレンジ精神がすごいんですよ。それぞれみんな違うからおもしろいですよ。親としても実験のしがいがあるっていうのか(笑)。子どもがいっぱいいると、「つるの家にこういう子がいてもいいよね」みたいなね。

5人目はどうしようかなって考えてる。「スポーツ超万能の子もいいよね」という話もでてて、赤ちゃんのときから裸足で遊ばせてくれるような学校にバーンと入れてみて、どんな子に育つかやってみようかみたいな(笑)。

残念ながら、まだウルトラマンになりたい子でがいないですね。昔ね、息子ができたとき、僕がウルトラマンだったことをいつか自慢したいと思った。夢としては、息子が幼稚園とか小学校に入って、友だちから「つるのんとこのおとうさん、ウルトラマンてホント?」みたいなこと聞かれたら、初めて隊員服着て「じつは僕、ウルトラマンなんだ」って言うつもりだった。

実際には、息子が生まれて嬉しくて、物心つく前にすぐに見せちゃったんですよ。まったくありがたみがなかったようで、感動しないんです。サラっと過ぎちゃって、少し大きくなってもそれっきり。僕だったら、もっと自慢するんだけどな(笑)。

「勉強しろ」って言われなかったし、言いたくない

遊びは一緒にいっぱいやってるけど、勉強に関しては、いや〜、自信がない。自分自身がしてこなかったし、子どもに対して「勉強しなさい」っていう自分がすごいイヤなんですよ。

でも、現実的には息子が小学校から中学校にあがるの、すごいたいへんでした。エスカレーター式の学校ですけど、成績悪いと肩たたきにあう。僕と一緒で、息子は勉強がぜんぜんダメ。興味のないことはやりませんから(笑)。気持ちはすごくわかる。

「勉強しろ」って言うのはイヤだし、僕も言われて育ってこなかったから、子どもと一緒に勉強していくっていうスタンスに変えたんですよ。「よし、わかった。パパと一緒に勉強しよう」って。

一から息子と勉強しましたよ。犬の散歩の途中に、二人で教科書からクイズ出し合って、聖徳太子がどうのとか憲法がどうのとか。そうするとゲーム感覚になるんで楽しい。社会も英語も、かなり頑張りました。でも因数分解は意味わからないし、「人生で使わないじゃん」とか思ったけど、やっぱり知ってるほうがいいんですよね(笑)。

今の僕があるのは両親のおかげ
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『つるっつるの脳みそ』(武田ランダムハウスジャパン)

僕は中学生のとき、勉強しないで、ずっとイラストばっかり描いてて、それが今一芸となって役立ってます。子どもにまで一芸は期待してないですけど、とにかく夢を持ってほしい。「将来、これでご飯食べたい」という夢だけはもってほしい。僕がそうだったので。

うちの父親は銀行員だったんですが、もともと音楽が好きで、実際にやってました。母親もそうでした。だから僕が「ウルトラマンになりたい。芸能界入りたい」って言ったとき、なんとなくそういう感覚をわかってくれて応援してくれたんです。

だから今の僕があるのは、あの両親だったから。うるさいことなんて言われたことはない。「男なんだから、自分のケツは自分でふけ」って感じで、ずっと僕の夢を応援してくれました。

5人目で「あいうえお」が全部そろう

僕の子どもたちにも、早く好きな事みつけて、さっさと出て行ってほしい(笑)。早く夫婦二人になりたいんですよ。奥さんと付きあってる期間が短かかったので、夫婦の時間が欲しい。でも気づいたら、今度生まれてくる子どもが二十歳になるときには、こっちは60才! あ~、いつまでたっても子育て終わんね~(笑)。

でも、5人で終わりですよ。コンプリート! 夢だったんですよ、子どもの名前が「あいうえお」ではじまるって。次は「あ」なんですけど、これで「あいうえお」が全部そろう。次の子には、なにを教えてもらうおう。今からすごく楽しみ。

僕は自分の幼稚園や小学校のときの記憶がすごい鮮明なんです。子どもたち見てると、その記憶を思い出させてくれて、自分が初心に戻れる。子どもって、ホントにたくさんのことを僕に教えてくれます。

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