子どもの遊びや遊具、遊び場所に隠されている教え(教育的な意味)を知って、一緒の週末をもっともっと楽しもう!

つるの剛士さんインタビュー 僕の育った環境

「遊びの中にある学びとは?」をさまざまな方にインタビュー

つるの剛士さんインタビュー
「とうちゃんとかあちゃんの子どもだから大丈夫」
子どもにとって、それってすごい自信につながる

2016.4.20
俳優・ミュージシャン・タレント
つるの 剛士(太田プロダクション)


「じつは、僕、あまりイクメンて言葉が好きじゃない」と語るタレントのつるの剛士さん。マルチな才能で活躍を続ける一方、積極的に子育てに関わるパパの代表的な存在としても有名です。つるのさんの子育ては、「僕が両親から受けた愛情を自分の子どもたちに注ぐ」というシンプルなスタイル。子どもたちの個性と未来を信じ、力まず気負わず子どもたちと接する姿は、イクメンの枠を大きく越え、代々伝わる「つるの家」の愛情に溢れています。

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僕の育った環境

危険を身をもって感じとれることが大事

子どもたちには、やりたいと思うことは自由にやらせてあげたい。でも、明らかに危険なこともたくさんあるので、そういうのは親が教えていかないといけないと思う。海なんて、5センチ水があったら死ぬこともある。倒れて鼻が水につかったままになったら、終わりってこともあり得るんですよ。山登りもそうですね。

リスクマネジメントじゃないけど、そういう危険を子どもたちが身をもって感じ取れるようにならないといけないでしょ。海も山も楽しいことがいっぱいある反面、どういう風にしたら危ないのか、そういったことを親が教えていくのは大事だなと思ってます。

僕はいちおう、ケガしたときにする応急処置の勉強会に行って、その手の免許もとりました。それは、自分の小さいときにザリガニ釣りしててドブにはまったとか、自転車で転んでケガして痛かったとか、そういう経験があるからわかるんでしょうね。

遊びは子どもから教えてもらうことが多い

でもやっぱり自然遊びは、いちばんおもしろい! 子どもたちは冒険団に入ってるんですよ。この間もニュージーランドに行ってきたんですが、僕ができないような100メートルのバンジージャンプ飛んでました。すごい崖から飛びおりるなんて、僕はムリ。高所恐怖症なんで(笑)。

子どものほうが、遊びをよく知ってます。最近は教えてもらうことが多いですね。山登ってテント張っても、子どもたちはアッという間に寝るけど、僕はもう寒くて寝れなかったりする。ほんと、すごいなぁと思うことが多い。

キャンプはよく行きますよ。千葉、富士五湖、奥多摩の方に、家族や近所のお父さん、お母さん、子どもたちと総勢50人くらいで、毎年「つるキャンプ」というのをやってます。親が飲みたいだけなんで、子どもは勝手に遊んでますよ(笑)。まぁ、親が楽しんでる事が子どもに伝わるんで、それがいいんですよ。

子どもにとってなにがいいかなんてわからない

ただね、遊びかたを知らないっていう親もけっこういらっしゃるんですね。「どうやって遊べばいいんですか?」と言われることあるんですが、逆に聞きたいくらいです(笑)。「『どうやって?』って、なんで遊びがないの?」って感じで、僕はちょっとわからない。

僕はずっと遊んでばっかりなんで、「どうやって?」なんて聞かれると、それはかなり悩みどころ(笑)。もしかしたら、子どもにとって何がいいかを考えるからまずいんでしょうね。まずは、親にとって何がいいかってことだと思う。子どもにとって何がなんてわかんないよ、そんなの(笑)。

うちの子どもたちは4人ともキャラクター違うし、人それぞれでしょ? 上の子はゲームと外遊び、2番目の子は本読んだり迷路が楽しそう。人によって遊びかたが違うから、どれがいいか悪いかなんてわからない。だから、やっぱり親が楽しんでいることが子どもにいちばん響くかなって思ってる。

子育てのマニュアルは僕の両親

僕は子育てでどうこうって悩んだことがぜんぜんない。1人目が生まれて、立て続けに2人目が生まれたから、悩んでる暇がなかったっていうか(笑)。僕自身も4人兄弟で育って、いつも兄弟で遊んでた。だからかな、自分の4人の子どもたちのことは、あまり心配しなかったですね。

自分が育った環境と、ほとんど同じなんです、今。うちの母親と奥さんは同じ干支で、父親と僕は同じ干支、で、全員血液型がB型で家族構成もみんな同じ。だからあまり育児マニュアルのようなものを読んだことがない。たぶんマニュアルが僕の親なんで、子育てに悩んだりしなかったのかな。

奥さんはちょいちょいあったと思うんですよ。たとえばイヤイヤ期とかね。最初のイヤイヤ期は、僕も「こんなになるのか」と思いましたけど、でも親に聞いたら「そんなの一瞬で終わるから」って。確かに一瞬で終わったんですよ。う~ん、だからあまり悩んでないな。悩む人たちって、なにか心配なんですかね、危険なんですかね。

もし、自分自身が遊んでこなかったからわからないのだとすると、僕からいえば、「なのに、よくそこまでこれましたよね」って。逆に「すごい!」って思っちゃう(笑)。勉強ばっかりしてたのかな。遊んでばかりいた僕には、やっぱりわからない。

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